「自分は障害を抱えて、もう働くことができないんじゃないか」
「一回病気になってから、仕事のブランクが長すぎてもう働ける気がしない」
といったことをお考えの方に向けて、今回は仕事のブランクが長くても働くことを諦めずに少し足を踏み出してみましょう、といったご提案をしたいと思います!
障害者雇用で働かれている方のご紹介
障害者雇用の現場で、どのような方が実際に就職されているのか、個人情報は載せずにご紹介をしたいと思います。
新卒での障害者雇用入社
学校を卒業したての方、新卒の方も多く障害者雇用で入社をされています。
具体的には、支援学校から職場体験という形でインターンに行き、そのまま入社される方がいらっしゃいます。
もちろん、その職場へインターンで行かずに就職される方もおられます。
少し話が脇道に逸れますが、親御さんが娘・息子の障害のことを受容できずに、普通学校に行かせたいと思われる方が多くいらっしゃいます。
それはそれでいいと思いますが、支援学校に行くことのメリットもあります。
障害者雇用という形態でのインターンというのは、普通学校に行っているとなかなかできない体験だと思うのですが、支援学校に行っているとそのような機会が巡ってくるかもしれません。
中途障害を持ち、社会人の途中から障害者雇用で働く
怪我や病気をして、中途障害を持ち、障害者雇用で働かれる方が多数いらっしゃいます。
たとえば交通事故で下半身不随になったり、高次脳機能障がいになって障害者雇用を選ばれる方がおられます。
また、前職で無理をしすぎた結果気分障害(うつ病など)になり、障害者雇用で就職される方もおられます。
病気にかかって仕事のブランクが長い
また、何かしらの病気にかかり、入院し、回復するまでに時間がかかり、しばらく仕事をしていなかった方が就職されていることもあります。
5年、10年といったブランクがある方もおられます。
特に精神障害などであれば、症状が寛解したり、落ち着いてくるまでに時間がかかる方は多くおられます。
そんな方もお仕事に復帰することができています。
障害をオープンにして仕事探しをしてみるということ
自分の障害を認めたくない、障害者手帳を持ちたくない、という方も今まで私がお会いした中にいらっしゃいます。
そのようなお気持ちの方も、お仕事をしたいと思っておられるのなら、障害者雇用を検討してみてはいかがでしょうか。障害者手帳を取らないといけなくはなりますが…
以前一般雇用で働かれていた方も、障害者雇用という選択肢があるということを知っているだけで今後の生活に幅ができると思います。
障害者雇用で働くと、周りに障害に理解がある方が増えるので、自分がしんどい時や助けてほしい時にも、積極的に助けを求めやすくなります。
また、職場によっては何かあったときに、病院とやり取りをしてくれるところもあります。
仕事を探すのに自身がない人は…
仕事を探す、仕事をする…というと、かなりハードルが高くなりますよね。
何年もお仕事をされていなかったら、特にそう思われるかもしれません。
そのような場合は就労移行支援事業所に登録をしてみて、仕事の練習から始めてはいかがでしょうか。
マナーの勉強やパソコンの練習など、仕事に必要と思われるスキルを磨くことができます。
利用するのは無料のところも多いです。
また、実際就職活動をする時には、面接に同行してくださることもあります。
最後に:なにか一歩を踏み出そう!
今、こうやってこのサイトを読んでくださっているだけで一歩を踏み出すことができています。
実際お仕事をするまでに時間はかかるかもしれませんが、転職サイトを見たり、就労移行支援事業所に登録したりしてみると良いかもしれません。