障害者雇用で働くときに必要とされるスキルのうち、一般雇用と同じで社会人マナーが大事になってきます。
どんなマナーがあるか、一緒に確認していきましょう!
最低限必要な社会人として必要なマナーやスキル
以下に書くようなことは、当たり前のようでいてなかなかできないことでもあります。
しかし、社会人としては必要なことですので抑えておきましょう。
休む時には連絡をする
人は誰でも、急に風邪をひいたりして調子が悪くなることがありますよね。
休みを取るのはもちろん有給などを使っていただいて良いのですが、きちんと休む旨を連絡しましょう。
休みの連絡を入れずに無断欠勤をした場合、職場の人が心配するだけでなく、ご家族へ連絡をしたり、最悪ご自宅まで安否の確認をしにいかなくてはいけません。
ご自宅まで安否の確認…というと大げさに聞こえるかもしれませんが、実際私の働いていた企業ではそうしていました。
休みたくなる日の前日に、何か嫌なことがあって次の日休みたくなった。そして職場にも連絡はしたくない…
というようなこともあるかもしれませんし、気持ちは分かるのですが、きちんと休みの連絡は入れましょう!
私も、急に無断欠勤の方がいると本当に心配でたまりませんでした。
欠勤しない
ここでは傷病欠勤などは別です。
特に理由もないのに、有給を使い切って、私事欠勤になってしまう…ということになるまで、休みを繰り返さないようにしましょう。
あまりに休みが多いと、解雇の原因になってしまうこともあります。
間違いやミスはできるだけ早く上司に報告する
仕事をしているととんでもないミスを自分がしてしまうことがあります。
実際自分では小さなミスと思っていても、周りからすると大きなミスのこともあります。
ミスを発見したら他の仕事はいったん横においておき、すぐに上司に報告をしましょう!
実際私が働いていたとき、障害者の方に「ちょっと失敗したけど、予備があると思って報告していませんでした」と言われたことがありました。
実際は予備は他で使っていて、もう予備に余りはないという状況でした。
完全に一人で仕事というのは少なく、このように他の人も一緒にしている仕事が多いので、仕事上でミスをしたらきちんと報告をしましょう。
できるだけ身につけておきたい、社会人としてのマナー
次に、ほぼ必須の社会人としてのマナーをご紹介します。
これらのマナーができていないと、就職できてからも指導を受けることになると思います。
当日連絡の遅刻や休みをできるだけしない
前日までに連絡をしたうえでの、遅刻や休みは問題ではないのですが、当日の朝連絡を入れて休むことを繰り返すのはやめておきましょう。
というのも、仕事の予定は前日までには大まかには決まっていることが多く、当日の朝急に休みの連絡が入ると、他の人の予定も組みなおさないといけないので周囲が大変です。
もちろん、体調不良の時には無理せず休みましょう。
間違いを人のせいにしない
「間違いやミスはできるだけ早く上司に報告する」と被るのですが、間違いがあった時に人に責任転嫁をしないようにしましょう。
次に自分がミスした時に、フォローしてもらえなくなってしまいますし、何より信頼が損なわれてしまいます。
また、「自分は悪くない。あの人が失敗したからだ」と思ったとしても、実際は「あそこでもう少しフォローしてあげていたら良かったな」とか、「自分がダブルチェックしていたら、このミスは防げたかもしれない」と考え、完全に人のせいにはしないようにできるとなお良いです。
仕事で大事なことは、人として信頼を得ることです。
敬語を使えるようにしておく
高校などを卒業してすぐに就職される方もいらっしゃると思いますが、敬語を使えるように勉強しておきましょう。
職場内ではフランクに話す場合もあると思いますが、職場外の方とお話する時は、必ず敬語ですよね。
日本語の敬語というのは比較的難しく、二重敬語など気を付けておかなくてはいけないことも多々あります。
一度本を買うなどして勉強してみるのはいかがでしょうか。
まとめ 社会人マナーはとても大事
以上、障害者雇用で必要な社会人マナーについてご紹介いたしました。
読んでみると当たり前のように思われる方もいらっしゃるかと思いますが、なかなかできていないものです。
ここに書かせていただいたことは、実際障害者雇用の現場で問題になっている事柄です。
日々、ご自身の行動を振り返って、できているか見直してみるとよいと思います。
次回は、障害者雇用特有の求められるスキルをご紹介したいと思います。