結論:身障・精神・発達・老健など分野で迷ったら身障が吉
もう上で結論を言いましたが、どの分野で働くか迷ったら、身障分野で働くのが一番おすすめです。
どちらかというと、身障分野に興味がなくとも、一度就職しておいた方がいいんじゃないかなと思うレベルです笑
私も身障で働いておけば…と思ったうちの一人です!
あなたの人生、作業療法士一本で生きていくつもりなら、身障分野も候補に入れておいていただきたいと思い、記事を書いています。
身障分野が嫌いでも勉強しておくべし
私は作業療法の専攻科にいましたが、筋肉や骨の勉強をするのが本当に苦痛で仕方がありませんでした。
まったく興味がわかないのです。
筋肉の勉強が好きな人は本当に好きみたいですが、私は興味がわかない以上に、嫌いでもあったので、なんでこんな勉強してるんだろう…と思って学生時代を過ごしていました。
そういった経緯もあり、発達分野に進もうかな~と思ったり、いやはややっぱりOTのなかでは身障分野に進む人が多いから、私もそうしようかな~と思ったり…
結局、迷った結果、学校を卒業してから精神分野で働くことに決めました。
精神分野に行っても、身障はついてくる
と、なんやかんやで精神分野で働くことになりました。
しかし!精神分野で働いていても、なぜか看護師や医師といった他の職種の方から、身障分野の質問をよくされるではありませんか!
医師から、「この患者さんが歩けるように訓練してもらえない?」だったり…
看護師さんや栄養士さんからは、「病棟プログラムで運動について講義してもらえない?」だったり…
その時ぽまこは思いました。
「いや、身障とか国試レベルの知識しかないんだけど」
PTを雇えばいいという問題でもない
しかし、作業療法士は精神科病院の中ではかなり人数が少なく、精神のプログラムを回すだけで結構必死なのです。
プログラムが終わったら、新しい患者さんにOTの説明をしたり、カルテを書いたり…となかなか時間がありません。
しかも、精神科作業療法でしか点数はもらえないという事情もありました。
そこで、私みたいな平社員ではなくもっと上の方でPTを雇えばいいのではないか!?という話になったそうです。
が、それも施設基準を満たしていないとのことでおじゃんになりました。
違う病院でも当たり前のように身障分野の治療を行った
私はまた別の精神科単科の病院でも働いたのですが、そちらの方が驚きました。
そちらの方が身障分野の治療を求められたのです。
もうどこでも、高齢化が進み入院患者さんも高齢化しているので、身障分野の治療は必須となっているのです…
身障分野出身だと、転職に有利
以上のような私の経験から、まずはどの分野で最終的に働きたいとしても、身障分野である程度経験を積んでから、他の分野に行ったほうがつぶしが効くように思います。
精神科への転職をする場合、身障分野での経験があれば歓迎されやすいと思います。
あと、精神分野の作業療法の就職先は少ないので、転職を余儀なくされた場合、身障分野の選択肢があれば、自分に余裕が持てると思います。
身障分野で働いてから精神でも、まったく遅くはない
実際、精神科で働いている看護師さんなどは全く別の職種からの転職であったり、違う分野で働いてから精神科で働かれている人も多いです。
私は、「身障分野で一度働いておけば良かったな~」と思っています。
が、もうすでに身障分野でイチから働く気力も体力もないので、今から身障分野で働くことはないと思います。
ぜひ、精神科で新卒から働こうと思っている方がいたら、参考にしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。